FXを法人口座でするデメリット

今度は、デメリットについてみてみましょう。
1. 法人税の方が税率が高い。
 もちろん、同じ利益なら税率が低い方が良いに決まっています。しかし、FXのオージーキウイの法人口座では、同じリスクをとっても個人の5倍の資金効率があるわけです。払う税金が多少増えても、同じリスクをとるなら手元の金額が増えた方がよくありませんか?例えば、個人口座で160万円の利益が出るとします。経費を考えずに、そのまま税率の20.315%をかけると325,040円になり、差し引いた1,274,960円が手元に残ります。同じリスクをとった場合、法人口座では5倍の800万円の利益が出ます。経費を考えずに、そのまま税率の24.55%(ざっくりです)をかけると1,964,000円になり、差し引いた6,036,000円が手元(正しくは自分の法人)に残ります。どちらが良いでしょうか?
2. 法人税の申告は手間暇かかる上に経費が掛かる。
 私は会計事務所にいたので、その経験を生かして法人化することに躊躇がなかったのですが、是非、会計処理や申告も自分でできるようになって頂きたいなと思っています。もちろん、最初はできない方が大半だと思いますので、税理士さんへの報酬がかかると思いますが、FXだけなら、そんなに難しい処理ではないので、かかっても50万円程度ではないでしょうか?それも経費になりますし、先ほどの手元の金額の差を考えれば大した金額ではないと思います。
3. 法人の場合決算期末に含み益(含み損)があるとそれを計上しなければならない。
 これは、FXの取引手法によってはデメリットにもなるし、メリットにもなります。オージーキウイの取引ペアでFXをされている人は、多分ループイフダン(アイネット証券さん又はひまわり証券さん)か、トラリピ(マネースクエアさん)でされていると思いますが、常に含み損がある状態ではないでしょうか。この場合、法人ではその含み損は決算の時に売上から差引くことになります。例えば160万円決済売上があり、60万円の含み損があるとすると、個人口座では160万円に対して税金を計算しますが、法人の場合160万円-60万円の100万円に対して税金を計算します。
4. 代表取締役への役員報酬には、社会保険が適用される。
 これは、それぞれの状況によって一概に何とも言えないのですが、先ほどの例で代表取締役に役員報酬を出す前の法人利益が800万円だとします。そこから役員報酬を120万円出すとして、120万円を差引き、この役員報酬に対して法人が負担する社会保険はおおよそ176,000円なので、法人利益が6,624,000円となります。これに税率24.55%をかけると税額は1,626,000円程になります。法人の最終利益は、おおよそ4,998,000円ですが、役員の手元には1,200,000円から社会保険自己負担分175,000円ほど引いた1,025,000円が残ります。結局、法人と合わせると、6,023,000円となり、全体としては、13,000円負担しただけで、健康保険と厚生年金に入れたことになります。
5. 赤字の時でも7万円地方税がかかる。
 先ほどの利益の差を考えればあまり気にならないのではないでしょうか?ただし、経費にはなりません。
6. 法人の利益は、代表取締役とはいえ勝手に引き出せない。
 ではどのように引き出すのかというと、2つの方法があります。1つ目は、先ほどのように役員報酬として経費として計上しながら引き出します。2つ目は、配当として引き出します。ただしこれは、経費にはならず、さらにこれもそれぞれの状況によりますが、総合課税として、0~45%程税金がかかります。なので、通常は、役員報酬として引き出します。